JR東海の株主総会が23日開かれ、静岡県での着工が遅れているリニア中央新幹線について、会社側は「ルート変更はあり得ない」との見解を示しました。

 名古屋市中村区のホテルで午前10時から開かれた総会には、新型コロナの影響もあり例年の3分の1ほど、およそ180人の株主が出席しました。

 株主からは「静岡県の川勝知事がリニアのルート変更を要望する考えを示したが、受けることはあるのか」といった質問が出されました。

 これに対し、JR東海側は「ルートの変更は全て振り出しに戻ることになる」「沿線の地域で土地の譲り受けも進んでいることなどから変更はあり得ないと考えている」と応じました。