住んでいる地域がどんな災害に対してどれくらいの危険性があるのか、それらを『重ねるハザードマップ』で簡単に調べることが出来ます。

 パソコンやタブレット端末、スマートフォンで『ハザードマップポータルサイト』にアクセスし、『国土交通省ハザードマップ』などと検索すると出てきます。

 ハザードマップポータルサイトのトップページ左側のスペースに、住所を入力します。今回は、例として愛知県豊田市を入力します。

 検索ボタンを押すと、画面には豊田市の地図が表示されます。この地図は移動させたり、縮小・拡大も簡単に操作できます。

 次に画面左上にある災害種別から、知りたい情報のマークを選びます。例えば洪水を選ぶと、豊田市駅と矢作川の周辺に色が付きます。地図上に洪水の浸水想定区域のある地域が表示されます。さらに地図上をクリックすると、豊田市駅周辺は大雨が降って河川が氾濫した際に、10m~20mの浸水が想定されていることも分かります。

 土砂災害のマークも選択してみると、地図上に色の塗られた箇所が増えました。このようにして住んでいる場所の災害のリスクを知ることができます。

 豊田スタジアムのすぐ南側では、洪水と土砂災害の2つの災害リスクが重なって表示され、洪水で10m~20mの浸水が想定されているほか、急傾斜地崩壊危険個所にもなっていて、土砂災害の危険性もあるということがわかります。

 ほかにも高潮や津波の被害区域、また道路防災情報では、災害発生前に通行止めなどの規制を行う道路も表示されます。どんな災害の時に避難が必要なのか、判断する材料にもなります。

 右下の人型のマークをクリックすると、避難所の場所もわかります。表示された避難所マークをクリックすると、避難所の住所やどの災害の避難に対応しているかも知ることができます。

『ハザードマップポータルサイト』を活用して、住んでいる地域の災害リスクを調べてみてください。災害が起きるより前にリスクを知っておくことが大切です。