名古屋の63歳の弁護士が、訴訟事件の和解金など1200万円以上を着服していたとして、弁護士会が懲戒処分を検討しています。

 愛知県弁護士会によりますと、名古屋市中区に事務所を構える大田清則弁護士(63)は、3年前に担当した訴訟事件の和解金など、2つの訴訟の預かり金あわせて1200万円以上を事務所の経費などに流用するなどしていたということです。

 依頼者側からの苦情で発覚し、大田弁護士はこのほかにも、弁護士費用の返還をしていないなど5つの問題が指摘されています。

 大田弁護士は着服について概ね認めていますが、事務所側は取材に対し「事実調査中なのでコメントしない」としています。

 愛知県弁護士会は、大田弁護士への懲戒処分を検討しています。

※画像は大田弁護士の事務所HPより