2018年に名古屋市名東区で中学1年の女子生徒が自殺し、市の第三者委員会が「いじめは認められない」と判断していた問題で、30日、再調査の結果が公表され、一転、「いじめはあった」とする結論が出されました。

 2018年、名東区で当時中学1年だった齋藤華子さん(当時13)が自殺した問題では、当初の第三者委員会が「いじめは認められない」との結論を出し、遺族の意向で再調査委員会が設けられていました。

 30日、河村市長に再調査の結果が答申され、華子さんが部活動の練習中に、他の部員から無視されたことなどがいじめにあたると認定した内容が示されました。

 一方で、自殺といじめの関連については、「関連性はある」としたものの、自殺の直接の原因とまではいえないと結論付けました。

齋藤華子さんの父・信太郎さん:
「娘が亡くなって3年半かかってしまったっていうことと、それまでの非常に苦しくて…。すべての事実が明らかになったとは言えませんけども、娘もきっと喜んでいるかと思っています」