東京オリンピックの女子レスリングで、川井友香子選手が金メダルを獲得し、日本中が沸きました。

 女子レスリング62キロ級、初のオリンピックで決勝まで勝ち進んだ川井友香子選手。姉妹揃っての金メダルへ、スタンドから姉・梨紗子選手も見守ります。

 決勝の相手は世界ランキング1位で、ここまで1ポイントも奪われていないキルギスのティニベコワ選手。これまでの対戦では1勝2敗と負け越している強敵です。

 立ち上がりは、世界王者相手になかなか攻めにいけないように見え、その後消極的な姿勢に注意を受けた友香子選手。アクティビティタイムで得点できなかったため、1ポイント先制されます。

 しかしその後、タックルで逆転し、第2ピリオドでは低い姿勢で積極的に仕掛けてさらにリードを広げて守り切り、悲願の金メダルを獲得しました。夢の姉妹一緒に金メダル、姉の梨紗子選手にバトンを繋ぎました。

 試合を見届けた両親は…。

父・孝人さん:
「本当によく頑張ったの一言ですね。今の階級で通じるような筋力トレーニングもコツコツとやっていたのを知っていますので、そういった努力が報われてよかったと思っています」

母・初江さん:
「積み重ねてきたことを自信にした顔でマットに向かっていっていたので、すごく努力してきているのは知ってましたし、胸がいっぱいでした」

川井友香子選手:
「本当に夢みたいで。ずっと憧れていた舞台で、一番理想としていた金メダルが取れて本当にうれしいです。まだ梨紗子が決勝戦残っているんですけど、いい形でつなげられたかなと思います」