窃盗容疑で書類送検された報告をしていなかったとして、愛知県立高校の校長が懲戒処分を受けました。

 県立津島北高校の男性の校長(55)は、県育委で勤務していた3年前の12月、一宮市のガソリンスタンドで、販売機に残されていた他人のプリペイドカードを無断で持ち帰ったとして書類送検されていました。

 校長はその後、被害者との示談が成立し不起訴となりましたが、県の規定通りに報告しておらず今年3月、県に匿名の情報提供があったことで発覚しました。

 県教委の聞き取りに対し、校長は「後日自分で入金して使おうと思い持っていった」「当時は報告しなくてもいいと思っていた」などと話しているということです。

 県教委は11日付で停職6か月の懲戒処分とし、校長は依願退職しています。