
記録的な大雨により、岐阜県内では、土砂崩れや河川の氾濫による被害が出ています。東海地方の雨は一旦小康状態となりましたが、引き続き土砂災害などへの警戒が必要です。
記録的な大雨の影響で、岐阜県恵那市岩村町では14日未明、住宅の裏山が崩れ土砂が流れ込む被害があり、住民が片付け作業に追われています。
住民の男性:
「水が流れてきたなと思って見ていて、そうしたらドーンと音がしてドッときた。それで土砂が下に落ちてきてそこからドドドっといっぺんに(きた)。このへん(腰)のくらい(の高さまで)あった」
岐阜県では瑞浪市などであわせて28棟に床上・床下浸水の被害が確認されていて、現在も高山市と郡上市の一部地域に警戒レベル4の「避難指示」が出されています。
また、多治見市のJR中央線・古虎渓駅では14日、崩れた土砂が線路に流れ込み、重機による復旧作業が続いていますが、復旧のメドはたっていません。
JR中央線は、高蔵寺から塩尻までの上下線で16日も終日運転見合わせが決まっています。
東海地方の雨は一旦小康状態となりましたが、これまでに降った雨で地盤が緩んでいるため、引き続き土砂災害などに警戒が必要です。