三重県では17日、新たに208人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。過去最多だった15日を上回り、初めて200人を超えました。

 感染がわかったのは、四日市市や津市などに住む10歳未満から90代までの208人です。内訳は四日市市42人、津市40人、鈴鹿市38人、桑名市24人などとなっています。15日の151人を大幅に超えて、過去最多となりました。

 津市の50代女性は、8月14日に頭痛の症状が出たため、16日に検査を受けて陽性が判明しました。女性は症状が出る13日まで県内の医療機関に勤務していたことから、県は接触があった患者や職員など、合わせて最大70人ほどを検査することにしています。

 桑名市の30代男性は四日市市役所の職員で、8月15日に咳などの症状が出たため、16日に検査を受けて陽性が判明しました。男性は14日に県内の施設でスポーツをしたほか、症状が出た15日までは出勤していたため、県は男性と一緒にスポーツをした知人や職場の職員など合わせて最大30人ほどを検査することにしています。

 17日時点の病床使用率は53.4%で、16日から0.4ポイントの微増ですが、自宅療養も含めた入院調整中の患者は141人増えて967人になっています。

 累計の感染者は7391人になりました。

 感染者が急増している原因について県の担当者は「デルタ株の全国的な広がりがあり、お盆期間中に帰省した際に複数の親族で集まって感染が広がった例もある」と説明しています。