波乱の結果となった横浜市長選挙について、東海地方の選出議員らに受け止めを聞きました。

 分裂の結果、菅総理が支援した候補が大敗を喫した自民党。

 愛知県連の藤川政人会長は、コロナ対策への評価が表れたとしたうえで、総選挙や総裁選への影響は避けられないと話します。

自民党愛知県連の藤川会長:
「しっかりコロナの収束の道を切り開く。国民の皆さんにしっかりそれをお示しする。結果として表す。その上での総選挙、それを我々は想定していたわけですけど、今回の結果を受けて、なかなか想定通りには動かないだろうなという思いを持っています。(Q.菅総理のまま総選挙でいいのかという声について)愛知県選出の衆議院議員の皆さんともこちらで会合を持つ予定ですが、間違いなくそういう声は、想定する範囲ですよ、出る可能性というのは非常に大きいのではないかと考えています」

 共産党との協力もあり、推薦した候補が選挙戦を制した立憲民主党。しかし、愛知県連で選対委員長も務める近藤昭一副会長は、そのまま総選挙に反映するわけではないと慎重な見方をしています。

立憲民主党愛知県連の近藤副会長:
「コロナに対する政策をどうしていくか、つまりそれが問われているということ。そして現政権がそれを問われたということです。ただ一方で選挙、野党系と与党系でいえば向こうが分裂をした、そこを足すとですね、まだ向こうの方が多いということは、それはやっぱり一つ注意しておかなければいけないことだと思います。有権者の皆さんが何を求めたかということを明らかになったわけですから、弾みというかこれを受け止めるということだと思います」

 9月12日に知事を辞職し、秋の衆院選に自民党公認での出馬を予定している三重県の鈴木英敬知事は…。

鈴木三重県知事:
「横浜市の有権者の皆さんがご判断されたことですので、私がどうこう申し上げる立場にはないので、それ以上でも以下でもないということです」