100万円の束で10個…自粛休業中の飲食店から“1000万円”入った鞄盗まれる 防犯カメラに不審人物
自粛休業中の飲食店から現金1000万円が盗まれ、防犯カメラが犯人とみられる人物を捉えていました。
8月1日、名古屋市中区のビルに現れた作業服姿の人物。手袋をはめた手にタオルを持ち、エレベーターに乗り込みます。
すると、作業員を装うためか、タオルを首に巻き付けます。その後、この人物は7階で降りて行きます。
実はこの日、7階にある飲食店で現金1000万円が入ったアタッシェケースが盗まれる事件が起きていました。
シガーバースピリットの店長:
「100万円の束なんてこんなもん、それが10個入っているだけなんで。事業資金だったんですよね、それで1000万円」
防犯カメラの映像で、作業服姿の人物はエレベーターを降りてからおよそ5分後に再び戻ってきます。しかし、その手にあるのはタオルだけ。そのまま1階に降りると、そこで待っていたのはもう1人の作業服姿の人物。ここで何かを受け取ります。
手にしていたのは懐中電灯。店は当時休業中で、暗い店内を物色するため戻ったのでしょうか。
そして再び7階で降りると、わずか3分後、今度はアタッシェケースを持って戻ってきました。この中に1000万円が入っていました。
店長:
「つまずいたんでしょうね、白い空気清浄機があるんですよ。(空気清浄機が)ずれていたんですよね。多分、ぶつかったのかなって。壁に掛かっている額がちょっとずれていた。ピンポイントで(アタッシュケースだけ)盗りに来ているような感じでしたので」
店は施錠されていましたが、植木の陰に隠していたカギを使って侵入したとみられます。
店長:
「長らく休んでるとね、なんか気が抜けるんですよ。緊張感のある間は、気にしてちゃんと管理とかするんですけど、休業中のところに狙って入るというのは、ちょっと人としてどうかなって」
犯人はなぜ、この店を狙ったのでしょうか…。警察は被害届を受理し、窃盗事件として捜査しています。
※動画と画像の一部は視聴者提供