
名古屋入管でスリランカ人女性が死亡した問題で、支援団体が収容者の待遇改善を求め、申し入れをしました。
スリランカ国籍のウィシュマ・サンダマリさん(当時33)の死亡をめぐっては、入管庁の「最終報告書」で、医療体制が不十分であったことや職員の不適切な発言など、多くの問題点が明らかになっていました。
こうした事態を受け、ウィシュマさんの支援団体は9月1日午後に名古屋入管を訪れ、収容者への対応や食事について待遇の改善を求めました。
支援者:
「人命よりも健康よりも、送還最優先というこの方針が変わっていないですから、人の命や収容者の命も守れないだろうと」
ウィシュマさんが死亡して以降、支援団体が収容者に聞き取りをしたところ、食事から異臭がしたり、頻繁なボディチェックが行われ、収容者から不安の声が上がっていたということです。