三重県では21日、新たに7人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。64日ぶりに10人を下回りました。

 感染がわかったのは、四日市市や鈴鹿市などに住む男女7人です。

 名張市の30代女性は県内の介護福祉施設の職員で、17日に発熱などの症状が出て、20日に検査を受けて陽性が判明しました。女性は症状が出た17日までは出勤していて、施設の職員や入所者の体温を測るなど健康チェックの担当をしていたことから、県は全ての職員と入所者合わせて185人を接触者として、検査を進めています。

 21日は40代から70代までの男女3人が、19日から20日の間に入院先の病院で亡くなったと発表され、県内の死者は158人になりました。

 21日時点の病床使用率は37.3%で、自宅療養を含む入院調整中の患者は20日から54人減って364人になっています。

 1日あたりの新規感染者としては7月19日以来、64日ぶりに10人を下回り、県の担当者は「緊急事態宣言下で県民の行動自粛などの1つの結果だと見ている」としています。