名古屋市の小学生に1人1台ずつ配られた学習用タブレットのうち、約1300台に不具合が見つかり、市がメーカーにリコールを求めていることがわかりました。

 不具合が起きているのは、今年7月に名古屋市立の小学校63校に導入された、広島県のIT関連企業「アスコン」製の学習用タブレットです。

 市の教育委員会によりますと、2万8700台のうち約1300台で、電源が入らなかったり、すぐにバッテリー残量がゼロになるなどの不具合が起きているということです。

 名古屋市立の小中学校では、合わせて6社の学習用タブレットが使われていますが、「アスコン」製は不具合が突出して多く、市は無償での修理を求めています。

 対象の学習用タブレットは中国でOEM生産されたもので、アスコンは「速やかに原因を特定して対応していきたい」とコメントしています。