
中日の球界最年長投手、山井大介(43)が29日引退することが分かった。山井はすでに周囲へ引退の報告を始めている。
2002年ドラフト6巡目で中日に入団した山井は、2007年の日本シリーズで日本ハムを相手に8回まで1人のランナーを出さず、9回を岩瀬につなぎ、2人で完全リレーを成し遂げ、チームを53年ぶりの日本一に導いた。
また2013年には、DeNA相手にノーヒットノーランを達成。2014年には13勝をあげ、最多勝、最高勝率のタイトルを獲得するなど、いくつもの記録を残し、印象に残る投球を見せた。
しかし、近年は思うような成績が残せず、特に今季はここまで1軍登板はなく、ユニフォームを脱ぐ決断をしたという。
中日一筋20年、記録にも記憶にも残る球界の名投手が、また1人グランドを去ることとなった。