名古屋市東区のテレピアホールで9日から、ミニチュアの展示会「ちいさなひみつのせかい」が始まります。

 会場には、街中の電柱やゴミ捨て場など、何気ない日常風景をリアルに再現した作品など、およそ70点が展示されます。

 これらの作品はすべて手作り。手掛けるのはMozuこと、ミニチュアアーティストの水越清貴さん(23)です。

Mozuさん:
「人を驚かせるのが大好きなので、それが生きがいですね」

 高校1年生の時に「自分の部屋」のジオラマを作りSNSに投稿すると、あまりの緻密さが話題となり一躍有名に…。今やフォロワー数およそ30万人の人気クリエイターです。

 小さな自分が住む世界をイメージしたミニチュアアート。中でもMozuさん自身のお気に入りは…。

Mozuさん:
「やっぱり秘密基地ですね。めちゃくちゃ好きなんですよ」

 壁のコンセントを開くと、そこには小さな部屋が。

Mozuさん:
「僕の理想の部屋なんですよ。狭い場所に必要最低限のものが詰まっている空間が大好きで。そこにずっと僕は引きこもって作業したいという願望があるので。冷蔵庫、電子レンジ、パソコン、エアコン、全部あるので」

 パソコンのモニターなど光を出すところにもこだわりました。生活の中の細かい部分を忠実に再現しています。

Mozuさん:
「やっぱりミニチュアって、写真とか2次元のものになると『小さい』というのがよく分からないんですよね。生で見て『こんなに小さいんだ』って、生でしか見られないことをたくさん感じていただきたい」