高校生が主体となって交通死亡事故を減らす取り組みを考える「高校生サミット」が、名古屋市昭和区で開かれました。

 22日、名古屋市昭和区の中京大学付属中京高校で開かれた「高校生サミット」には、区内の4つの高校から代表の生徒が参加し、各学校の付近で事故の起こりやすい場所を生徒間で共有するなど、意見が交わされました。

 また愛知県で10月から努力義務となった自転車を乗る時のヘルメットの着用については、服装に合うデザイン性の高いものが欲しいなどの、高校生らしい率直な意見もありました。

 参加した生徒は「自分たちでは考えつかなかった他校の意見も取り入れていきたい」と話していました。

 県内の10月21日までの交通事故による死者数は81人で、去年の同時期と比べ42人減っていて、警察は年末に向けて、引き続き取締りと啓発を進めることにしています。