三重県津市のクリニックで9日、小学生の男の子に新型コロナのワクチンを接種する際、空の注射を打つミスがありました。

 市によりますと、市内のクリニックで9日、新型コロナウイルスのワクチン接種で、小学生の男の子にワクチンが入っていない空の注射器で接種したということです。

 接種した際に医師が感触の違いに気づき、すぐに抜きましたが、男の子の腕には空気が注入されました。

 原因は看護師がワクチンを注射器に入れるのを忘れ、空の状態で医師に渡したためだということです。

 今のところ男の子への健康被害はなく、クリニックは母親に事情を説明したうえで、改めて男の子にワクチンを接種しました。

 10日に市に報告されましたが、クリニックに対して市は文書などで指導していくとしています。