2022年2月の再開が検討されているGoToトラベルでは、割引額などを引き下げることも検討されています。苦境にあえぐ観光業界や街の声などを取材しました。

 伊勢神宮前の「おはらい町」。賑わいを取り戻しつつある東海3県きっての観光地では、GoToトラベルの再開を心待ちにする声が多く聞かれました。

人力車のスタッフ:
「人は増えたが、まだ正直消費にはつながっていない感じはする。消費にもつながってくれたらいいかなと期待しています」

うどん店の人:
「年末年始から始めると(人出急増の)かなり不安が強かったが、2月で期間が空いてからということで、このあたりにいる人たちも安心して迎えられる」

 2020年12月末に全国で一斉に停止されて以来、およそ1年1カ月ぶりの2022年2月にも再開が予定されるGoToトラベル。これまで一人一泊最大2万円だった補助の上限を1万3000円に引き下げる調整が進められています。

 再開について街では…。

男性:
「ちょっと様子みてかな。一回緩んでまた(感染者が)増えたらというのはあるので」

別の男性:
「利用したい。地域が盛り上がればいいと思いますよ」

女性:
「旅行行くのちょっと罪悪感あるっちゃあって、でも気持ち的には行きたい。(2月の)人がいない期間に行けるのが一番いいのかな」

 名古屋の旅行代理店では…。

旅行代理店の営業本部長:
「年末年始の予約状況の一覧。去年に比べれば好調ではあるんですけど、非常にまだ低調だなというところですね」

 年末年始に合わせて再開してほしかったとしながらも、伸び悩む予約数を巻き返すための大きな材料になると期待を寄せています。

旅行代理店の営業本部長:
「2年間ずっと営業自粛してきた中で、一日も早く旅行需要の回復する日が来ないかと待ち望んでいたわけですので、みなさんどれだけ国内旅行にお出かけいただけるかというのは、我々としては非常に期待しております」