3日午前、三重県尾鷲市沖の熊野灘で小笠原諸島の海底火山の噴火で発生した可能性がある軽石が見つかりました。

 三重県によりますと、軽石が見つかったのは尾鷲市の沖合およそ36キロの熊野灘で、3日午前11時ごろ軽石が7個程浮いているのを県の水産研究所の調査船が見つけました。

 見つかった軽石は直径が1センチほどで、小笠原諸島の海底火山の噴火で生じた軽石の可能性があるということです。

 海底火山の噴火で生じた可能性がある軽石が三重県近海で見つかったのは初めてで、県は他の海域や港でも漂流していないか調べることにしています。

 海洋研究開発機構のシミュレーションによりますと、12月下旬には東海から関東の沿岸の広い範囲に近づく恐れがあり、三重県は漁業関係者に注意を呼び掛けています。

※画像は三重県提供