三重県志摩市では、郷土食の干し芋「きんこ」の出荷が始まっています。隼人芋というサツマイモを原料にしたきんこは、古くから海女さんのおやつとして親しまれている志摩の郷土食です。

 ナマコの一種・キンコを干した形に似ていたことが名前の由来といわれていて、ねっとりとした食感で噛むほどに芋の甘味が楽しめます。

 今年は日照不足の影響を受け、隼人芋がやや小ぶりだということですが、きれいなべっこう色に仕上がり、1袋200グラム・およそ1万袋が出荷される予定です。

 きんこの出荷は来年2月末ごろまで続きます。