居合わせた人が突然、命の危険に遭い、119番通報した際、救急車が到着するまでの短い間でも周囲の人ができることはあります。

「一次救命処置」と呼ばれる「心肺蘇生」と「AED」です。今回はこの2つについて、やり方をまとめました。

「心肺蘇生」は、呼吸がなく心臓が止まっていると判断したら、すぐに胸骨圧迫してください。救急隊が到着するまでの間、胸の真ん中を重ねた両手で絶え間なく押し、血液の循環を助けます。

 5センチほど胸が沈むように押します。ただし、健康な体の人には行わないで下さい。

【画像で見る】119番通報後『救急車が着くまでに出来る事』もし居合わせた人の心臓が止まっていたら…


■AEDの使い方

「AED」は止まった心臓に必要に応じて電気ショックを与えて、心臓のポンプ機能を回復させる医療機器です。

・音声ガイダンスに沿ってパッドを体に装着

・貼る場所はパッドのイラストを参照

・パッドにつながっているコネクターを接続

・解析後、ショックが必要ならボタンを押す

※電気ショックを行った場合、患者の体が跳ね上がることがあります

・電気ショック後、絶え間なく胸骨圧迫を続ける

「AED」は主に、人が多く集まる駅や施設などに設置されています。