去年11月、愛知県弥富市の中学校で起きた生徒同士の殺人事件を受け、県教委がスクールカウンセラーを増員する方針を固めました。

 2021年11月、弥富市内の中学校では、中学3年の男子生徒が同学年の男子生徒を刃物で刺して殺害する事件が起き、逮捕された生徒は調べに対し「嫌なことが続いていた」などと供述していました。

 この事件を受け愛知県教育委員会は、2022年度から緊急時に学校にアドバイスをする「スーパーバイザー」を7人にするほか、特別支援学校のスクールカウンセラーを5人に増やす方針を固めました。

 悩みを抱える子供たちが相談しやすい環境を整えることが狙いで、長期の休み明けの4月・9月・1月には、不登校の割合が県の平均よりも高い小中学校に対してスクールカウンセラーを重点的に派遣する計画です。