日本球界のレジェンド・山本昌さんが、歴史に名を刻む「野球殿堂」に入りました。

 杉下茂さん、権藤博さん、そして星野仙一さん。プロ野球界の歴史を刻んだ名選手などの功績を称え、顕彰する「殿堂」。今年、山本昌さんがヤクルトの高津臣吾監督と共にプレーヤー表彰を受け、殿堂入りを果たしました。

山本昌さん:
「本当にたくさんの方に支えていただいた野球人生だったなと。これからもしっかり野球道に打ち込んでいきたいと思います。よろしくお願いします。本日はありがとうございました」

 ドラゴンズ関係者では29人目の殿堂入りとなった昌さん。現役時代、219勝を挙げ、最多勝タイトルを3回獲得。41歳1カ月で史上最年長ノーヒットノーランを達成すると、NPB史上初の50歳登板という偉業も成し遂げました。

 殿堂入りの心境を伺うと…。

山本昌さん:
「ドラゴンズの偉大なOBの方たちが入っていらっしゃる、そして僕の恩人であるアイク生原さんが入っていらっしゃるところに、一緒のところに名前を連ねていただけるのはすごく嬉しいなと。星野監督がよく『野球界のすそ野を広げよう』とか『少子化で野球する子が減っている。OBが何とかしなきゃいかん。昌、お前は引退したんだからしっかりしろよ』という話もいただいているので、そういうところをこれからどんどんやっていきたいなと思います」

 殿堂入りの通知式では、同級生の古田敦也さんが祝辞を述べました。その内容は「歴代の沢村賞投手の中で、たぶん一番球が遅い。それは野球少年に夢を与える。最速135キロで奪三振王を獲ったのは本当にすごい」と古田さんらしいスピーチをしています。