岐阜県では17日、新たに189人が新型コロナウイルスに感染していたことがわかりました。

 感染がわかったのは、岐阜市や各務原市などに住む10歳未満から90代までの189人です。

 新たなクラスターも5つ発表されていて、養老町の高校では運動部の部員12人と生徒と接触があった教師1人に感染がわかり、あわせて13人のクラスターとなっています。

 この運動部は1月8日から3日間、日帰りで隣県へ練習試合に行っていて、参加していた5つの高校全てで感染者が確認されているということです。

 養老町では成人式があった9日に町内の飲食店で開催された同窓会に参加した6人に感染がわかり、クラスターとなりました。この同窓会にはおよそ40人が参加していて、検査が進められています。

 古田知事は17日夜、国に「まん延防止等重点措置」の適用を要請しました。適用されると、県内のすべての飲食店で午後8時までの営業時間の短縮と酒類の提供停止が求められる見込みです。

 措置の適用に先立ち県は17日から独自の非常事態宣言を発出し、不要不急の県をまたぐ移動や大人数・長時間の会食を避けるよう呼びかけています。

 県内の病床使用率は16日時点で21.8%、重症者はゼロです。