三重県では24日、新たに359人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。月曜日の感染者数としては、8月23日の268人を上回り過去最多を更新しました。

 感染がわかったのは、四日市市や鈴鹿市などに住む10歳未満から100歳代までの359人です。

 内訳は四日市市74人、鈴鹿市71人、伊勢市40人、津市39人などで、全体の4割以上の感染経路が今のところわかっていません。

 このうち、津市の30代から80代までの男女4人は介護施設の利用者と職員で、すでに感染がわかっている利用者の濃厚接触者として検査を受けて陽性になりました。この施設での感染者はこれで5人になり、県は施設でクラスターが発生している可能性もあるとみて調べています。

 また、すでにクラスターになっている特別養護老人ホームで新たに職員1人、伊勢市の学生寮で新たに大学生2人の感染がそれぞれ判明しています。3人はいずれも一度陰性が確認されていましたが、その後、症状が出たため再検査を受けて陽性になりました。

 一方、新型コロナに感染後、入院していた90代男性が22日に亡くなったと発表されました。

 三重県の24日時点の入院患者は153人で重症の患者はいませんが、病床使用率は32.8%に上がっています。

 自宅療養者数は前日23日から108人増えて2360人になりました。