政府分科会の尾身茂会長は1月19日、新型コロナウイルスの拡大について、「ステイホームは不要」「人流抑制ではなく人数制限がキーワード」と発言しました。

 オミクロン株の急拡大が大声での会食などから起きたという分析から、外出の自粛より「感染リスクが高い場面での人数制限が求められる」としました。

 しかし全国知事会から懸念の声が相次ぎ、後日「知事の判断で『人流抑制』を加味することもありうる」という文言を提言に盛り込みました。

「まん延防止措置」適用の都県では、人流抑制=移動自粛を呼びかけていますが、愛知県の大村知事は24日の会見で「不要不急の移動自粛は引き続き呼びかける。尾身会長の発言も、『何が何でも家にいろということではないよ』という意図では」と話しました。

 大村知事は尾身会長の発言に理解は示しましたが、移動自粛は重要視しています。「人数制限」というコロナとの付き合い方、長らく続くコロナ下での生活には1つ変化になります。