
トヨタ自動車は、社員だった男性が2010年に自殺したのはパワハラや過重労働が原因だったと認め、遺族との和解が成立しました。
トヨタ自動車の社員だった男性(当時40)がうつ病を発症して2010年に自殺した問題では、妻(50)が労災認定を求めて提訴し、2021年9月に労災を認める判決が下り確定していました。
妻はトヨタに対してもおよそ1億2400万円の損害賠償を求めていましたが、妻の弁護士によりますと、トヨタ側がパワハラと過重労働が原因と認めて遺族に謝罪し、1月27日に和解が成立しました。
男性の妻(50):
「主人の墓前に報告することができました。『長くかかったけど認めてくれたよ。私頑張ったよ。あきらめなかったよ』と」
トヨタは「取り返しのつかない大変なことを起こし、大変なご心労をおかけしたこと、深くお詫び申し上げます」とコメントしています。