新たなタイトル獲得まであと1勝です。将棋の藤井聡太四冠が史上最年少での五冠達成に王手をかけて挑む王将戦七番勝負の第4局が始まりました。

 11日朝、東京都立川市のホテルで始まった王将戦七番勝負の第4局。シリーズ開幕から3連勝している藤井聡太四冠は、あと1勝すれば「王将」のタイトルを奪取し、史上初10代での五冠を達成します。

 一方、カド番となった渡辺明三冠は勝って巻き返しを狙います。

 先手は渡辺三冠で、互いに研究が進んでいるのか対局はハイスピードで進行しています。

 藤井四冠の地元・愛知県瀬戸市では、道路わきに応援バナーの設置作業が行われ、駅前の喫茶店では対局の中継映像を流しファンが戦況を見守っています。

ファン:
「私は今日は8時には来ています」

「最終的には八冠だけど、とりあえず通過点で五冠をぜひ取ってほしいですね」

 地元の応援を受けて歴史的快挙となるのか、対局は12日夜までに終局する見通しです。