トヨタ自動車の春闘がスタートし、労働組合側は月9200円の賃上げに満額回答だった去年と同じ水準を求めました。

 トヨタ労組はこれまで組合員1人あたりの平均金額で春闘の賃上げ要求をしてきましたが、今年から職種や階級ごとに応じて、月1600円から4900円の賃上げを求める要求書を会社側に提出しました。

 労働組合によりますと要求は2021年、満額回答だったすべての組合員平均で月9200円の賃上げと同じ水準で、ベースアップを含むかどうかは明らかにしていません。

 またボーナスは業績が好調なことなどから、2021年を0.9ヵ月分上回る年間6.9カ月分を要求しています。

 トヨタは半導体不足や新型コロナの影響で減産していることもあり、会社側が労組の要求にどこまで応えるかが焦点となります。