
日本各地から望む富士山の眺めを題材にした、歌川広重の浮世絵を集めた展覧会が17日から名古屋で始まりました。
大きくしぶきを上げる荒波の向こうに、雄大に佇む富士。会場には、歌川広重が晩年に制作した富士山が題材の作品36点が展示されています。
三重県伊勢市、二見の景色を描いた作品は、夫婦岩の遠く向こうに富士山が描かれています。
葦が茂る相模川からの眺めを描いた作品は、西洋の画家の目にも留まりゴッホの作品にも登場しています。
この展覧会は名古屋市中区の「貨幣・浮世絵ミュージアム」で5月8日まで開かれています。