三重県では3月1日、新たに524人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。

 感染がわかったのは、10歳未満から90代までの524人で、鈴鹿市が137人、四日市が110人、松阪市が53人、桑名市が38人、津市が36人、菰野町が24人などとなっています。約5割の感染経路が今のところ分かっていません。

 2月3日に50代の男性隊員に陽性が判明していた陸上自衛隊久居駐屯地では、これまでに25人の隊員に感染がわかっていて、県は1日、久居駐屯地の集団を139事例目のクラスターに認定しました。

 感染した25人は2つの中隊の隊員で、そのうち21人は寮生活で広がったとみられています。浴場などの備品を共有することもあるということです。ほかの4人には、その後の訓練で感染が広まったとみられています。

 また、今年1月に126事例目のクラスターに認定された県内の特別養護老人ホームでは、新たに職員2人に感染がわかりました。このクラスターは、82人になっています。

 県内で確認されたこれまでのクラスターで人数が最も多かったのは、2020年1月に認定された医療機関の96人で、82人はそれに次ぐ2番目の人数です。

 入院していた70代の男性2人が2月26日と28日に亡くなったことも発表され、28日に亡くなった男性は入院後に重症化し、人工呼吸器による治療を受けていたということです。

 1日時点の県内の入院患者は、前日から5人減って235人、病床使用率は44.0%に下がっています。重症者は5人で前日から変わっていません。

 自宅療養者数は前日から47人減って4531人になりました。