名古屋市緑区に住む市民のマイナンバーカードに、誤って他人の署名用電子証明書の情報が記録されていたことがわかりました。

 名古屋市によりますと、3月7日、緑区在住の市民から「マイナンバーカードに知らない人の情報が載っていた」と連絡があり、市の職員が確認したところ、カードに別の市民の署名用電子証明書が記録されていました。

 2020年12月、緑区役所徳重支所で、別の市民の署名用電子証明書の更新手続きをした際にシステム上の処理をきちんと終えなかったため、直後に訪れた市民のカードにこの情報が記録されたということです。

 署名用電子証明書は、確定申告をはじめとした電子申請などで文書が改ざんされていないか確認できる仕組みで、氏名や住所、生年月日といった個人情報が含まれています。

 市は2人に謝罪するとともに、システムの手順を再確認し再発防止に努めるとしています。