
今年は新型コロナの感染拡大以降、初めて「まん延防止措置」や「緊急事態宣言」などが出されていないGWとなりそうです。コロナが収まったとはいえない中、皆さんの旅行などの予定はどうなっているのでしょうか。
まもなく迎えるゴールデンウィーク。今年は4月29日から5月8日まで最大10連休にすることもできます。
「まん延防止措置」も全面的に解除された中、予定を街で聞きました。
女性:
「京都の方を考えていて。(Q.行こうという気持ちになったのは、少しコロナが落ち着いたから?)ちょっとストレスが溜まっているのもあるかもしれないですね」
男性:
「静岡のフェスに行きます。キャンプ行きます」
その一方で…。
女性:
「あんまり今怖いから、遠くには出ないようにしています」
別の女性:
「今回のGWは人がすごそうだなと思っていて、逆にどこにも行かないです」
名古屋の街で聞いた結果、旅行に「行く」「行かない」で、どちらが多いとはなかなかいえない状況に。
愛知県内にある旅行代理店を訪ねると…。
シティツアーズの担当者:
「去年に比べたら数十倍になっているということは間違いないです。今年は2年ぶりに何も宣言が出ずに行けるGWじゃないかなと。東海地方にかたまるわけではなく、遠方にも散らばったのかなという印象は受けております」
この旅行代理店では、感染拡大前に3000件ほどあったGWの予約件数が、コロナの影響で激減。今年は増えたとはいえ600件ほどと、以前の2割にしか届いていないのが現状です。
シティツアーズの担当者:
「愛知県は低調かなと思っています。県民割に参加していないというのは、若干皆さんの潜在的に与える影響は少なからずあるのではないかなと」
そんな中、中部国際空港は今年のGWに大きな期待を寄せています。
中部国際空港の担当者:
「徐々に賑わいを取り戻していて、日中も少し明るい雰囲気になってきたと思います。2年前のコロナが始まった一番便数が少なかった時期は、国内線は一日21便で、過去最低の運行数だったんですけれども、すでに3倍以上の便が確保されている」
GW期間中は旅行客の増加を予想し、5月の便数をさらに増やして、80便以上を見込んでいる中部空港。
3月の「まん延止措置」解除前は静まり返っていた飲食店フロアも、集客のチャンスだと意気込みます。カレーうどんでお馴染みの「若鯱屋」は…。
若鯱家の店長:
「旅行へ行かれるお客さんも増えていますし、空港のお店もだんだん増えて活気が出ている」
3月まで平日は70人〜80人ほどだったという客数は、今では2倍ほどの150人ほどになりました。
間もなく迎えるコロナ下の“3度目”のゴールデンウィーク。
中部国際空港の広報担当者:
「感染状況が落ち着いて、この状況になれば様々なご旅行等のニーズも増えてくると思いますので、この流れを上向きの方に持っていきたいと思っています」