12歳から17歳の「3回目ワクチン」接種が始まっています。すでに接種を済ませた人、まだ悩んでいる人、考えはそれぞれですが、改めて接種のメリットについて専門医に聞きました。

 名古屋・栄の「ひだまりこころクリニック」。ワクチンの3回目接種を受け付けています。

 11日から12歳から17歳への3回目接種券の発送が始まった名古屋市。13日は早速この春高校に入学した15歳の男子生徒も接種に来ていました。

接種を受けた高校生(15):
「学校で部活の後に来ました。コロナウィルスに感染してしまった時に、重症化したくないっていうのが一番の理由ですね」

 通常の診療が終わった午後6時45分から接種を始めるというこちらのクリニック。当日予約なしでの接種も受け付けるといます。

 徐々に進む3回目接種。一方で、子どもはコロナに感染しても症状は比較的軽いといわれ、副反応などへの懸念から接種には慎重な声があるのも実情です。

 感染症の専門医は、接種した場合としなかった場合、接種後の副反応と感染後の後遺症など、メリットをよく考えて検討すべきと話します。

愛知県がんセンター病院の伊藤医師:
「小児の感染によって、学級閉鎖したりとかもあるので、小児の発達とか学習に悪い影響を与えうる。認知機能の低下であったりとか、睡眠障害とかですね。こういった症状を予防するといった観点から、ワクチン接種は有効ではないかと」