<7日 中日2対1阪神 バンテリンドーム>

 立浪竜が自慢の投手陣と主砲の活躍で接戦をモノにした。

 この日の試合前まで、15打席ヒットなしと苦しんでいた4番のダヤン・ビシエド選手だったが、第一打席に阿部選手の先制タイムリーを呼び込む16打席ぶりのヒットを放つと、同点に追いつかれた3回裏の第二打席では、1塁から三ツ俣選手を生還させる勝越しのタイムリーツーベースを放ち、結果このヒットが決勝打となった。

 試合後、ビシエド選手は「悩んでいましたけど、久しぶりに(第一打席で)1本出て気持ち良くスタート出来ました。(第二打席では)何よりも三ツ俣選手がよく走ってくれました」と三ツ俣選手に感謝。

 ファンに対しては、「本当に今日はありがとうございました。本当に超満員の中でプレー出来て幸せに感じます」と感謝。

 最近の練習での取り組みについては、「練習では、ボールとの距離を取って前に行かないように取り組んでいます。監督、コーチとは非常に良いコミュニケーションが取れていて、どうしたら良い結果が出るのか?ということを真剣に考えてアドバイスしてくれているのでとても感謝しています」と首脳陣にも感謝。

 周囲への感謝を忘れない、謙虚な竜の主砲は最後に、「いつも良い状態にしたいんですが、今はなかなか思うように行かない状態ですけど、下を向かずに前を向いて明日からも頑張って行きたいと思います」と笑顔を見せた。