25日から農業用水の試験的な供給が再開した愛知県豊田市の水田の水は、今どうなっているのでしょうか。

 豊田市福受町の田んぼです。このエリアは25日午前9時から午後4時まで、試験供給が行われました。田んぼには水が張られていますが、まだまだ足りません。

 農家の方に話を聞くと、本来この時期は最低でも5センチ、下にある土が見えなくなるほどの水が必要だといいますが、現在は土が見えてしまっています。

 少し高い位置にある隣の田んぼは、水が届いていません。この田んぼを耕している豊田市の農家・野田美香子さん(50)に話を聞きました。

Q.今日は水が出ましたか?

野田さん:
「高台なので出ていないです」

Q.高い位置にあることが水が出ない理由でしょうか?

野田さん:
「そうだと思います。水圧の関係で上がってくると思うので」

Q.朝9時の時よりも、土のひび割れが進んでいるように見られますが?

野田さん:
「そうですね。ひび割れもですし、中の方の白い部分がだいぶ出てきましたね。雨にたっぷり降ってもらわないと、という状態です」

Q.今一番求めていることは?

野田さん:
「水を送ってもらうのも確かにそうなんですけど、情報がなさすぎて、私たちがわからなさすぎるのがちょっと不安ですよね。(今日の農業用水の供給再開も)私はニュースや新聞とかで知ったという状態なので、直接連絡があるということはなかったと思う。関係各所で頑張っておられると思うんですけど、現場はもっと大変なので情報はほしいですね」

Q.頭首工の穴の復旧については?

野田さん:
「去年からそういう状態もあったと聞いているので、もっと早く対応をしていただきたかったですね」