岐阜県大垣市の岐阜協立大学の硬式野球部で、5月14日、コーチの指示でランニングをしていた22歳の男子部員が意識を失い、翌日に死亡していたことがわかりました。

 岐阜協立大学によりますと、5月14日午前、硬式野球部のコーチが部員らにランニングを命じ、1時間近く走ったところで4年生の男子部員(22)が倒れ意識を失いました。

 しかし大学側は救急車を呼ばず、車で病院に運びましたが、男子部員は翌日に死亡しました。

 男子部員が倒れてから病院に到着するまで1時間ほどかかったという証言もあり、救急車を呼ばなかったことについて竹内治彦学長は「間違っていたと判断している」と話しました。

 また男子部員は病院に運ばれた際に発熱していて、検査で新型コロナの感染が判明していました。

 大学は第三者委員会を設置し、対応に問題がなかったか調査するとしています。