児童の親から「体罰」を指摘された名古屋市立小学校の女性教師が、その内容をクラスで子供たちに話していたことがわかりました。

 名古屋市立の小学校に勤める59歳の女性教師は2021年9月、担任するクラスの児童の保護者から、この児童への指導が体罰にあたるのではないかと調査を求められていることを、朝の会で子供たちに話しました。

 市の教育委員会の規定では、体罰に関する調査について公表が禁じられていて、女性教師(59)は教頭から注意を受けましたが、その後「体罰ではなかった」との調査結果が出たことも、子供たちに伝えていたということです。

 女性教師はクラスの担任を外され、26日付けで減給10分の1、3か月の懲戒処分を受けましたが、反省の言葉は口にしていないということです。