
将棋の藤井聡太五冠、5月に叡王のタイトルを防衛したばかりですが6月3日、また新たな防衛戦が始まりました。兵庫県で行われている棋聖戦第1局、相手は研究仲間です。
黒の和装で対局に臨んだ藤井五冠。淡路島のホテルで始まった棋聖戦五番勝負の第1局。
棋聖といえば、藤井五冠が17歳の史上最年少で初めて獲得したタイトル。相手はスーツ姿、8大タイトルの1つを持つ永瀬拓矢王座です。実はこの2人…。
藤井五冠:
「永瀬王座には自分が四段だった頃から練習将棋で教えていただいていますので、今回こうしたとても大きな舞台で対局できるのはとても楽しみです。お互い棋風も知っているところがあると思うので」
将棋の研究仲間だという藤井五冠と永瀬王座。永瀬王座は5年ほど前から、たびたび名古屋にやってきて藤井五冠と対局する間柄。藤井五冠のことならこんなことまで…。
永瀬王座(2021年11月):
「ショートケーキのイチゴを食べる順番だったりを教わったりします。藤井三冠(当時)は末っ子でしたよね?なので、お兄ちゃんに食べられるので先に食べるみたいなニュアンスだったような」
お互いの手の内を知り尽くした2人。これまで何度も対局してきましたが、タイトル戦で激突するのは初めてのことです。
棋聖戦の持ち時間は4時間。そのため食事休憩は昼食の1度だけ、糖質の補給もおやつも含め昼食の選択は大事なポイントとなります。
勝負飯に藤井五冠が選んだのは、島のソウルフード「淡路島牛丼」と「味噌汁」。一方、永瀬王座は「海鮮淡路島ぬーどる」と「淡路牛と淡路野菜のステーキ丼」のそれぞれハーフサイズでした。
対局は午後4時すぎに同じ局面を4回繰り返す「千日手」に。指し直しとなりましたが現在は再開していて、決着は3日夜に決まります。