
愛知県豊山町で下水道トラブルがあり、通常の半分ほどに利用を控えるよう呼び掛けています。
豊山町豊場地区。7日午後、県の職員らが1軒1軒家を回って呼び掛けていたのは…。
(リポート)
「豊山町では、県の職員が生活排水の節水を呼びかけるビラを配っています」
水の利用を通常の半分ほどに減らすよう呼び掛けていました。そのワケは下水道トラブルです。
6日、豊山町にある名古屋市中央卸売市場の北部市場から、「下水の流れが悪い」と豊山町役場に入った連絡。県の職員が確認したところ、災害時などに下水の逆流を防ぐためのゲートが何らかの原因で閉じていて、下水が流れにくくなっていることが判明しました。
6日夜から、バキューム車を使ってマンホールから汚水をくみ上げる作業が続けられていますが、ゲートを開けるためのハンドルが下水に浸かっているため、復旧のメドはたっていません。
下水の量が減らないと復旧作業ができないため、県は豊山町豊場地区の住民およそ6000人に、入浴の回数を減らすなど水の利用を通常の半分ほどに抑えるよう求めています。
住民の女性:
「2分の1にと言われても、トイレを2回に1回にすることを話していたんですけど、それはちょっと無理でしょうね」
住民の男性:
「こういう時はみんなで協力しないといけませんから。お風呂の水を少なめとか、そういうことはやっています」
下水の逆流を防ぐゲートが閉じた原因はわかっていないということです。