名古屋駅前のシンボル「飛翔」を移設する計画が事実上白紙となったことがわかりました。

「飛翔」は、リニア開業に伴う駅前再整備のため撤去作業が始まっていて、ささしまライブ24地区の高架下への移設が検討されていました。

 しかし、名古屋市の藤篠聡住宅都市局長は市議会で「地元から消極的な意見が上がっている」などとして高架下への移設を断念したことを明らかにしました。

 また解体した「飛翔」の組み立てに多額の費用がかかることなどから計画自体を再検討するとしていて、事実上移設は白紙となった形です。

河村市長:
「すぐ壊すというのはなかなか支持を受けない。ちょうど名古屋市の土地があいているので仮置きをする」

「飛翔」は解体後、当面港区の市有地で保管される予定です。