海水浴のシーズンが近づいてきました。3年ぶりにコロナの行動制限のない夏がやってきそうですが、愛知の海水浴場では海の家をリニューアルするなど期待が高まっています。

 愛知県南知多町にある「内海海水浴場」。名古屋からのアクセスもよく、県下有数のビーチです。

 ここで海の家「リアルハンモック」を営む山崎憲道さん。7月からの開業の準備に追われていました。

リアルハンモックのオーナー:
「今年は天気も良さそうですし、これからどんどん増えていってくれるといいなと思います」

 3年ぶりとなる「行動制限のない夏」に大いに期待していました。

オーナー:
「(客席は)単純に去年の倍ありますね」

 客席を去年の倍以上に増やすなど、海の家を大幅にリニューアル。去年とおととしはコロナの影響でテイクアウトが多く、売上は通常時の半分ほどに落ち込みましたが、ことしは店内での飲食が増えると見込んで店を増築。

 去年まで厨房だった場所も客席にするなど、40席増やしました。そしてただ増やしただけではなく…。

オーナー:
「元々は小さいイスを使ってやってましたけども、大きめのイスにしてゆったりしていこうと」

 従来の丸イスからひじ掛け付きのイスに変えることで、ゆったりと距離を保ってくつろげるようになりました。

 そして、コロナの感染対策も強化。

オーナー:
「オーバーヘッドシャワーといって上から出るシャワーなんですけども。他の人が持った取っ手の部分を持たなくていい」

 少しでも接触をさけるために、シャワールームも改装しました。

オーナー:
「(今回の設備やリニューアルに)ここのお店で700万円くらい、改装費ですね。去年コロナもあって、公式発表が(海水浴客)14万人。数字で出すと今年は20万人をなんとか超えていけるような海水浴場になってくれればなと」

「行動制限のない夏」への期待は内海海水浴場の近く、地元の新鮮な魚が楽しめる旅館「小枡園」(こますえん)でも。

 コロナの影響で売上が7割も減った時期もありましたが、ことしは宿泊客が戻ることに期待していました。

小枡園の代表・運営責任者:
「海開きと同じようなタイミングで(客が)戻ってくるといいなと思いながら。旬なものを、アナゴとか地ダコといったものを揃えながら、準備して待っていたいなと」