トヨタ紡織グループの子会社で、タイの販売会社がサイバー攻撃を受け、一部のファイルで情報が盗みとられたことがわかりました。

 トヨタ紡織によりますと、グループで自動車の内装を手掛ける「TBカワシマ」のタイの販売子会社で、6月16日にサイバー攻撃とみられる不正アクセスが確認されました。

 一部のファイルで情報が盗み取られていて、その2日後には「ロックビット」と名乗るハッカー集団による犯行声明がインターネット上に公開されていました。

 盗まれた情報には従業員や取引先に関するデータも含まれている可能性があり、詳しい内容や量については調査中としていますが、生産や販売への影響はないとしています。

 トヨタ紡織によりますと、タイの捜査当局に被害届を出す準備を進めているということです。

※画像はS&J提供