6月の観測史上最高気温を各地で更新した東海3県は、30日も猛暑日に。暑さのトップは多治見市の39.4度、2位は豊田市の39.3度、名古屋も10位で37.9度と、どこへ行っても暑い1日となりました。

男性:
「東京から名古屋まで来たんですけど、めっちゃ暑いですね」

女性:
「(これから)夏が来るんですよね。大丈夫ですかね。電力不足もあるし心配です」

 名古屋市の名城公園を走るランナーも、この暑さにはさすがに参っている様子。

女性:
「暑い。だから氷を作ってこうやって冷やして、氷水飲んで」

男性:
「帰った後の水風呂が楽しみ」

別の男性:
「歩くだけ、(暑くて)もう走れん」

 気象庁などは、愛知県と三重県に2日連続で「熱中症警戒アラート」を発表。

 名古屋では6月の観測史上初めて4日連続の猛暑日となる中、ドラッグストアでは熱中症対策グッズの売れ行きが好調です。

スギ薬局東新町店の店長:
「服にかけるようなスプレータイプがよく売れています。持ち歩き出来るような扇風機も売れています」

 暑さ対策商品の売上は、梅雨明け前の先週と比べ約3倍に。スポーツドリンクや経口補水液はこの1週間で2倍ほど売れていて、夏本番を前に在庫に注意しているといいます。

スギ薬局東新町店の店長:
「6月のこの時期からここまで売れるとは思っていませんでした。しっかりとお客さまに見ていただきながら、(在庫の動向を)注意していきたいと思います」

 39.4度を観測した岐阜県多治見市は、過去何度も「日本一暑い街」に君臨してきましたが、6月でこの暑さにはさすがに街の人も…。

男性:
「日陰を歩いてないと、なかなかやってられないぐらい暑いですね」

別の男性:
「暑いね、ちょっとだけ。朝から晩まで」

去年長野から引っ越してきた女性:
「思っていた以上に(暑い)。聞いてはいたけど。(この先)大丈夫かなって」

 暑い街・多治見といえばお馴染み「うながっぱ」。かつては多治見の気温が38度を超えるとどこからともなく駆け付け街をアツく盛り上げていましたが、30日はエアコンのきいた室内に…。

多治見市産業観光課の担当者:
「『暑い日にはむやみに外に出ず涼しい所で休みながら、こまめに水分をとることも必要だよ~』と言っています」

 実はうながっぱ、日本気象協会公認の「熱中症予防PR大使」として熱中症対策を呼びかけていて、猛暑日にはもう出動しないことになりました。

多治見市産業観光課の担当者:
「『暑い日には涼しい場所で、熱中症を予防することが大切だよ~』と言っています」

 うながっぱも注意を呼びかける危険な暑さ…。そんな中、多治見駅前には毎年恒例のドライミストが。点検も終わり、今年も7月1日から街の人に涼しさを届けます。