相続税などの算定基準となる「路線価」が、7月1日、公表され、愛知県では平均伸び率が1.2%と2年ぶりに上向きました。

 名古屋国税局の管内で路線価が最も高かったのは、名古屋市中村区名駅1丁目「名駅通り」の1平方mあたり1248万円で、リモートワークの推進でオフィス需要は低迷したものの、住宅需要などが堅調だったということです。

 また伸び率が最も高かったのは、名古屋市東区久屋町8丁目の「久屋大通り」で、周辺で進む再開発への期待感から前年より8.7%上昇しています。

 下落率が最も大きかったのは、岐阜県高山市の「上三之町下三之町線通り」で、新型コロナの感染拡大による観光客の激減が響きました。