
夏の甲子園出場の切符をかけた高校野球愛知大会が、週末に開幕しました。3年ぶりにブラスバンドの応援も復活ましたが、思わぬ展開が待っていました。
週末に開幕した高校野球・夏の愛知大会には全国最多の175チームが参加。コロナ禍で制限が続いた高校野球ですが、この夏から再開されたのが、高校野球の華「ブラスバンド」です。
明和高校吹奏楽部の部長:
「(応援は)初めてなので結構不安はいっぱいですけど、野球部の人たちが私たちの演奏を聴いて、自分たちの精一杯が出せるように私たちも頑張りたい」
3日に豊田球場で行われた試合のスタンドには、明和高校の吹奏楽部17人の姿がありました。3年生にとっても初めての高校野球の応援です。
大会に向けて特訓してきたという部員たち。試合は、2回に刈谷工科高校に5点を先制されますが、負けじと明和高校も3回に3点を返します。しかし、試合途中から激しい雨が。
楽器や楽譜にビニールをかけて試合再開を待ちますが…。
<場内アナウンス>
「試合続行不能となりました。この試合は後日、継続試合とさせていただきます」
今シーズンから導入された「継続試合」が初めて適用され、後日、6回ウラ・1アウト、3対6で追いかける展開から試合が再開されることになりました。
明和高校吹奏楽部の部長:
「いつも元気をもらっていた野球部の人たちに、次は応援という形で(恩を)返せたので良かったです」