岐阜県岐阜市の病院が2022年5月、患者などのデーターが入ったシステムにアクセスできない状態になりました。サイバー攻撃を受けたとみられ、患者など11万人の個人情報が流出した可能性があるということです。

 岐阜市の安江病院によりますと、2022年5月27日、患者や新型コロナワクチンを接種した人のデータが入ったシステムにアクセスできない状態になりました。

 サイバー攻撃による不正アクセスを受けたものとみられ、患者などの氏名や住所・電話番号に治療歴といった個人情報が、最大11万1991件流出した可能性があるということです。

 病院によりますと、データベースの仕組み上、流出した個人情報を悪用することは難しいとしていて、これまでに被害は確認されていないということです。

 安江病院は岐阜県警に相談し、情報管理体制の強化に努めるとしています。