リニア中央新幹線の沿線自治体で作る建設促進期成同盟会に、県内での工事に反対してきた静岡県の加入が認められることになりました。

 リニア中央新幹線の建設を巡り、静岡県は大井川の水の量が減少することを懸念し、県内でのトンネル工事の着工に反対していましたが、6月に川勝知事が沿線の自治体でつくる建設促進期成同盟会への加入を申請していました。

 期成同盟の会長を務める愛知県の大村知事は5日、加盟する全ての自治体が静岡県の加入を認めたことを明らかにしました。

 加盟している自治体からは、静岡県が現行ルートでの整備と2037年までの全線開業を目指す方針を共有できるかを疑問視する声が上がっていましたが、静岡県は方針に同意する意向を伝えていました。