中日・立浪和義監督が大島宇一郎オーナーへ前半戦を報告

 7月25日、中日ドラゴンズの立浪和義監督(52)が、大島宇一郎オーナーへ、シーズン前半終了の報告を行った。

 前半戦を終え、38勝50敗1分でリーグ最下位。首位独走中のヤクルトはここまで408得点に対し、ドラゴンズは256得点と、得点力不足が続いている。

 そこで、立浪監督が後半戦のキーマンにあげたのは、クリーンアップ全員だ。

「(投手陣は)前半から頑張ってくれていると思います。ビジターに弱いという課題は克服できていない。先に点をやってはいけないというプレッシャーから序盤に失点してしまうケースも多いので、これは打つ方が意地をみせてほしいなと思います」と、打撃陣の奮起に期待を寄せる。

 立浪監督は後半戦へ向け「戦力が整ったり、新たに戦力が出てきた時に必ずチームの力になっていくと思うので、今は色々なことを辛抱しながら、とにかく全員で勝ちにいけるようにやっていきたいと思っています」と意気込んだ。

 そして、大島宇一郎オーナーは球団を通じて以下のコメントを発表。

「立浪新監督就任から半年。さまざまな面でチームの変化を感じています。『ミラクルエイト』という言葉に象徴される終盤の粘り、若手の台頭には頼もしさを感じます。

 故障者や新型コロナ感染者が続出し、やり繰りが大変厳しい今シーズンにおいて、選手起用や試合運びのいろいろな可能性を探しながら一戦一戦を戦っているという印象を受けます。

 一方で借金12、最下位でシーズンを折り返すという結果になっており、ファンの皆様が落胆する試合が多かったことは事実です。

 ただ、首位のヤクルトが抜きんでているとはいえ、2~6位の差では、上位に食い込める可能性はまだまだあります。前半戦で得た知見を生かし、修正すべきところは修正し、後半戦は大いに巻き返すことを願っています」