東邦高校・三浦心空投手が完投勝利!打っては4打点

<全国高校野球選手権愛知大会準決勝 東邦9―2享栄(7回コールド、岡崎レッドダイヤモンドスタジアム)>

 7月28日、春の愛知県大会優勝校の東邦高校が享栄高校に7回コールドで破り、2018年以来4年ぶりの決勝進出を決めた。

 東邦高校のエース・右腕の三浦心空(こくう)投手(3年)が8番投手として先発出場。2回に先制点を許すも、3回に1点を返し、4回は押し出し四球で同点。そして三浦投手が、初球スクイズを決めて勝ち越しに成功。

 さらに7回1死満塁のチャンスで、三浦投手に打席が回り、「フルカウントだったので、絶対真っ直ぐが来るだろうと思っていた。真っすぐを狙ってフルスイングしました」と、中越え三塁打を放ち、見事コールド勝ち。この日4打点、投げては3回以降を無安打に抑え、7回5安打2失点で完投勝利を収めた。

 そんな三浦投手の心空(こくう)という名前の由来は、漫画「ドラゴンボール」の主人公・孫悟空。ちなみに三浦投手の応援歌は、ドラゴンボールの主題歌「摩訶不思議アドベンチャー!」だ。

 3回には、得点には繋がらなかったものの、ヒットで出塁した際には、ベース上で「かめはめ波」のポーズをとっていた。

 再びそのポーズは見られるのか…。決勝は、6年ぶり18度目の夏代表を懸け、7月30日に愛工大名電高校(岡崎レッドダイヤモンドスタジアム)と対戦する。

「(享栄高校に)勝ったのは嬉しいんですけど、あと1勝しないといけないので、全員でまた気持ちを切り替えて、甲子園に出場できるように頑張ります」